スーパーに並ぶ米国産牛肉(資料写真)=(聯合ニュース)
スーパーに並ぶ米国産牛肉(資料写真)=(聯合ニュース)
◇韓米通商協議の交渉カード 「コメ・牛肉」除外へ 

 政府が25日に予定している米国との「2プラス2」の通商協議で、コメと牛肉市場の開放を交渉カードとして提示しない方針を固めたことが、23日分かった。農産物分野においては米国が要求する米国産のコメの輸入拡大と月齢30カ月以上の米国産牛肉の輸入制限緩和が争点として取り上げられたが、政府は農業に及ぼす影響などを考慮して両品目を交渉カードとして使わないことを決めた。今回の交渉では国の食料安全保障に直結する農産物の代わりに、バイオエタノール用トウモロコシなど燃料用作物の輸入拡大を提示することを検討しているもようだ。

◇女性相候補が辞退表明 補佐官へのパワハラ疑惑で

 李在明(イ・ジェミョン)大統領が女性家族部長官候補に指名していた与党「共に民主党」の姜仙祐(カン・ソヌ)国会議員が候補を辞退する意向を表明した。姜氏を巡っては補佐官へのパワハラ疑惑などが浮上し、最大野党「国民の力」などが辞退を求めていた。

◇1~5月の出生数が10万人超え 過去最高の6.9%増

 統計庁が発表した「人口動向」によると、5月の出生数は前年同月比741人(3.8%)増の2万309人で、昨年7月から11カ月連続での増加となった。今年1~5月の累計出生数は10万6048人となり、前年同期比6.9%増加した。1981年の統計開始以来、最も高い伸び率となった。5月の出生数は同月としては2021年に記録した2万1922人以来の高水準となった。出生数の増加について政府は、昨年から続いた婚姻件数の増加や30代前半の女性人口の増加、政府や地方自治体の出産支援政策などが後押ししたとみている。

◇定年延長 若者は「採用減」懸念も中高年は「影響なし」

 韓国経営者総協会が求職活動中の若年層(20~34歳)500人と15年以上正規雇用されている中高年500人に「60歳から65歳への定年延長が若年層の新規採用に及ぼす影響」を尋ねた結果、若年層の61.2%が「採用が減少するだろう」と答えた一方、中高年の50.6%は「影響はないだろう」と回答した。同協会は「企業の雇用創出力が大幅に縮小した状況で、定年延長のような一律的な方法は労働市場に進出すらできなかった若者により大きな挫折感を与える恐れがあり、慎重に検討しなければならない」と指摘した。

◇性的暴行しようとする男の舌噛んだ女性 再審で検察が無罪求刑

 性的暴行を加えようとする男の舌を噛み切ったとして1964年に起訴され、有罪判決を受けたチェ・マルジャさん(78)に対するやり直しの裁判(再審)の初公判が23日、釜山地裁であり、検察側が無罪を求刑し、即日結審した。当時18歳だったチェさんは性的暴行を加えようとしてきた21歳の男の舌を噛み、約1.5センチ切断したとし、懲役10カ月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡された。チェさん側の正当防衛の主張は認められなかった。56年後の2020年5月に再審請求を行ったが、釜山地裁と同高裁は検事に自白を強要されたというチェさんの主張を裏付ける証拠がないとして請求を棄却。大法院(最高裁)は3年を超える審理の末に判決を破棄し、審理を差し戻した。


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