手製の銃で息子を殺害した60代の父親…離婚前に「性的暴行」の前科あり=韓国
手製の銃で息子を殺害した60代の父親…離婚前に「性的暴行」の前科あり=韓国
インチョン(仁川)ソンド(松島)で手製の銃を使用して息子を殺害したA容疑者(62)が過去に性的暴行の前科で懲役刑の執行猶予を宣告されていた事実が遅れて明らかになった。

22日韓国法曹界によると、A容疑者は1999年6月、ソウル高等裁判所で性暴力犯罪の処罰および被害者保護などに関する法律違反(強姦<ごうかん>など傷害・致傷)などの容疑で懲役2年6か月、執行猶予4年を宣告された。

A容疑者は同年2月の1審で実刑を宣告されたものの控訴し、2審で執行猶予に減刑された。上告はせず刑が確定した。

A容疑者の性的暴行の前科が確定した時期は、元妻のBさん(60代)と離婚する1年前だ。

一方、A容疑者は今月20日午後9時31分ごろ、仁川市松島国際都市のマンションで息子のCさん(33)に手製の銃を発射し殺害した容疑を持たれている。

警察の調査の結果、A容疑者はCさんが準備したA容疑者の誕生日パーティーに出席し、しばらく外出した後、手製の銃を持って戻りCさんに向けて発砲した。計3発のうち2発はCさんの胸に、1発はドアに向けられた。

心停止の状態で病院に運ばれたCさんはその後、死亡した。

A容疑者は犯行後に逃走し、通報を受け出動した警察は通報から約3時間後にソウル・カンナム(江南)一帯でA容疑者を検挙した。

また、A容疑者はソウル・トボン(道峰)区サンムン(双門)洞の自宅マンションでシンナーが入ったペットボトルなど14本とタイマーなどで構成された爆発物を設置していた。このボトルなどはリビングなどA容疑者の自宅の各部屋に設置され、21日正午に爆発するように設定されていた。

A容疑者は過去に銃器と関連した職業に就いていたことはなく、現在は無職の状態だったことが確認された。
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