北朝鮮・平壌マラソン大会　来年４月開催へ＝参加受け付け始まる

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮で来年４月に平壌国際マラソン大会が開催されることが、２２日分かった。

　中国・北京にある北朝鮮専門旅行会社「高麗ツアーズ」はホームページで参加受け付けを開始し、９月１日までに申し込めば参加費が５０％引きになると発表した。大会の具体的な日程は決まっていないとしている。

　参加費は今年開かれた大会でフルマラソンが１５０ドル（約２万２０００円）、ハーフマラソンが１００ドル、１０キロと５キロがそれぞれ７０ドル台となっている。

　平壌国際マラソン大会は金日成（キム・イルソン）主席の生誕記念日である４月１５日の「太陽節」を記念して１９８１年から毎年４月に開催されてきたが、新型コロナウイルス感染拡大などの影響を受け、２０１９年を最後に中断。今年６年ぶりに開催された。

　北朝鮮は対北朝鮮制裁の対象ではない観光を外貨稼ぎの手段にしており、外国人観光客の受け入れを拡大している。

　２３年９月から外国人の入国を認め、今年２月末にはコロナ禍以降初めて西側諸国の団体観光客向けに北東部・羅先経済特区の観光を再開したが、数日後に突然中止した。