2月にソウルで会合を持ったアルトマン氏(左)と崔氏=(聯合ニュース)
2月にソウルで会合を持ったアルトマン氏(左)と崔氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長が先週、米サンフランシスコにあるオープンAIの本社を訪れ、同社のサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)と人工知能(AI)インフラへの投資など幅広い協力関係について話し合った。業界関係者が21日、明らかにした。

 両氏が面会したのは、2月のソウルでの会合以来、約5カ月ぶり。

 オープンAIは2月にソウルでワークショップを開催。両氏はこれに合わせて約40分間、話し合った。SKテレコムの柳英相(ユ・ヨンサン)社長、SKハイニックスの郭魯正(クァク・ノジョン)CEO、同社のキム・ジュソンAIインフラ担当社長らも同席した。

 崔氏は昨年1月に韓国で、同年6月にはオープンAI本社でアルトマン氏と面会するなど緊密な関係を維持している。

 今回も前回の会合と同様に、オープンAIとSKグループの多方面にわたる協力について意見交換があったとみられる。

 今回の会合にも郭魯正CEOをはじめとする同グループの役員らが同席したことから、SKハイニックスのAI向け半導体「HBM(広帯域メモリー)」の供給やSKテレコムのAIデータセンター建設などの進行状況について協議した可能性もある。

 一方、崔氏は今年10月に韓国・慶州で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて開かれる「APEC CEOサミット」への出席をアルトマン氏に要請したとされる。


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