趙氏は昨年12月の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による「非常戒厳」宣言により、尹氏が弾劾訴追され政権が交代したことに触れ、「想像もできなかったことで途中で幕を閉じた未完の政権の外交部長官として有終の美を飾ることができず、残念な気持ちが大きい」と感想を語った。また、「首脳外交ができない状況で外交トップとして外交を率いる時期だったため、危機管理者として責任と不安が大きかった」と述べた。
そのうえで、「韓米同盟を守り、傷つけられた国のイメージと国際社会の信頼を回復することに渾身(こんしん)の努力を尽くした」とし、「在任中、韓国外交の宿願だった国連の全加盟国との国交樹立という歴史的な里程標を築いたのは誇らしかった」と振り返った。
一方、趙氏の後任の趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官の就任式もこの日に開かれる予定だ。
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