韓国鉄道公社(コレール)とコレールの子会社のSRによると、上半期の鉄道の外国人利用客は計284万1540人で、利用客全体(8509万人)の3.3%を占めた。前年同期(250万8000人)に比べ13.3%、23年同期(143万人)に比べ98.8%、それぞれ増加した。
韓国観光公社によると、今年1~5月の訪韓観光客は628万4000人で、同期間に鉄道を利用した外国人客は232万2000人だった。訪韓外国人の3人に1人は鉄道を利用した計算になる。
上半期に高速鉄道KTX、ITX―セマウルなどコレールが運行する列車を利用した外国人は279万4000人、SRが運行する高速鉄道SRTを利用した外国人は4万7000人だった。全体の乗客に占める外国人の割合はコレールの列車が3.9%、SRTが0.4%。
SRTの始発駅の水西駅よりもコレールの列車が停車するソウル駅のほうが仁川国際空港や金浦国際空港からアクセスしやすいため、コレールの列車を利用する外国人が多いとみられる。両空港からは空港鉄道でソウル駅に移動できる。
コレールは、新型コロナウイルス禍後、外国人観光客の急増傾向に合わせてサービス強化や乗車券のオンライン購入の便宜改善などに乗り出し、外国人乗客を集めていると説明した。
昨年7月からはソウル駅に外国人優先窓口を運営し、音声認識AIを基盤とする通訳・翻訳プログラムを活用して13カ国語でサービスを提供している。昨年11月には多国語ホームページをリニューアルし、座席選択や荷物配送、レンタカーサービスも便利に利用できるようにした。
SRも今年5月からアプリで、英語、日本語、中国語で乗車券購入や時刻表検索などができるようにした。
下半期(7~12月)も外国人利用客が増えれば今年の年間外国人利用客数は600万人台を記録すると予想される。昨年の年間外国人利用者数は561万6000人、23年は349万4000人だった。
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