大雨により土砂崩れが発生した慶尚南道山清郡。復旧作業が行われている=20日、山清(聯合ニュース)
大雨により土砂崩れが発生した慶尚南道山清郡。復旧作業が行われている=20日、山清(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部によると、16日から全国各地で降り続いた大雨により、20日午前11時までに14人が死亡、12人が行方不明となった。

 地域別の死者数は、土砂崩れが発生した慶尚南道山清郡が8人、京畿道加平郡と忠清南道瑞山市がそれぞれ2人、京畿道烏山市と忠清南道唐津市がそれぞれ1人。行方不明者は山清郡が6人、加平郡が4人、光州市が2人。現在、救助・捜索活動が行われているため被害者数がさらに増える可能性がある。

 施設被害は、公共施設の被害が1920件、私有施設の被害が2234件となっている。

 全国で9694世帯、計1万3209人が一時避難した。

 気象悪化により航空便58便の運航に支障が出た。

 16日から20日午前5時までの降水量は山清郡で793ミリ、慶尚南道陜川郡で699ミリ、瑞山市で578ミリなど。

 同本部は「今日は首都圏や江原道で雨が降る所があり、午後に内陸を中心ににわか雨が降る所がある」と予想した。


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