大雨により転倒した電柱=19日、山清(聯合ニュース)
大雨により転倒した電柱=19日、山清(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で16日から降った大雨により、20日午前までに10人が死亡し、9人が行方不明となった。南部の慶尚南道山清郡で土砂崩れが発生し、6人が死亡、7人の行方が分からなくなっている。

 地域別の死亡者数は京畿道烏山市で1人、忠清南道瑞山市で2人、同道唐津市で1人、山清郡で6人となっている。行方不明者は光州市で2人、山清郡で7人。山清郡では救助・捜索作業が進められており、被害者数がさらに増える可能性がある。消防庁は現在までに58人を救助したと明らかにした。

 施設被害は道路浸水や河川施設損壊など公共施設の被害が1920件、建物や農地など私有施設の被害が2234件となっている。

 全国で9504世帯、計1万2921人が一時避難した。

 16日から20日午前5時までの降水量は山清郡で793ミリ、慶尚南道陜川郡で699ミリ、瑞山市で578ミリなどとなっている。

 20日午前には首都圏や江原道で1時間に約30ミリの雨が降る見込みだ。


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