昨年3月、握手する欧州委員会のイワノワ委員(左)と韓国の李宗昊(イ・ジョンホ)科学技術情報通信部長官(当時、同部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
昨年3月、握手する欧州委員会のイワノワ委員(左)と韓国の李宗昊(イ・ジョンホ)科学技術情報通信部長官(当時、同部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ブリュッセル聯合ニュース】欧州連合(EU)の研究・イノベーション支援プログラム「ホライズン・ヨーロッパ」に韓国がアジアで初めて正式に準加盟した。

 韓国の科学技術情報通信部と外交部は17日、ベルギー・ブリュッセルで欧州委員会と韓国の準加盟に関する協定と議定書の署名式を開いた。

 ホライズン・ヨーロッパはEUが2021~27年に955億ユーロ(約16兆4000億円)を投じて多国間の研究開発を支援する世界最大規模のプログラム。EU27カ国が加盟し、準加盟国は韓国が加わったことで英国、ノルウェー、アイスランド、カナダなど20カ国となった。

 EUは2018年に韓国政府に準加盟を提案。21年に韓国が加盟意向書を提出し、交渉が本格化した。今回の署名により約4年間にわたった加盟手続きが完了した。

 現在、国内の研究者が欧州の研究者とともに研究コンソーシアムを構成し、ホライズン・ヨーロッパのプログラムのうち「グローバルチャレンジ・欧州の産業競争力」に研究を申請している。

 全ての準加盟国はEUに分担金を支払う。韓国の分担額は25~27年の3年間に2250万ユーロとされる。

 裵慶勲(ペ・ギョンフン)科学技術情報通信部長官は「欧州と人工知能(AI)や量子技術、バイオなど多様な先端科学技術分野で実質的な協力が拡大することを期待する」とし、共同研究の活発化へ向け政府の支援を約束した。


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