「火事だ」とピンポンダッシュする動画を撮った20代に懲役刑=韓国
「火事だ」とピンポンダッシュする動画を撮った20代に懲役刑=韓国
コンテンツ制作のためマンションに無断侵入しチャイムを鳴らして逃げる、いわゆる「ピンポンダッシュ」の動画を撮影した20代の男2人に懲役刑と執行猶予がそれぞれ宣告された。

17日、韓国法曹界によると、ソウル北部地方裁判所は共同住居侵入の容疑で起訴された29歳のA被告に懲役6か月、執行猶予2年を宣告した。また、保護観察と80時間の社会奉仕を命令した。

裁判部は同じ容疑で起訴された21歳のB被告には懲役4か月の実刑を宣告した。

2人はSNSのチャットルームであるメンバーから「他人の家のチャイムを押した後、ドアを押さえて出られないようにする『閉じ込め』または『ピンポンダッシュ』の動画を撮って放送すれば後援金をあげる」という提案を受け犯行に及んだ。

昨年9月、2人はソウル・チュンラン(中浪)区のマンションに無断侵入した。当時、B被告は保安ベストを着用し、警棒と無線機を手に持ち警備員を装ってチャイムを押した。

B被告は、「警備員ですが、火事が発生したようです」と言い、緊迫した様子で玄関ドアをノックした後、消火栓の火災警報器を作動させた。ドアノブを引っ張り、住民が出られないようにもした。A被告はこの場面を動画で撮影し犯行を共謀した。

2人の犯行はこれにとどまらなかった。付近のマンションの15階に向かった後、非常階段から下り、B被告は同じ手法で犯行に及んだ。

裁判部は、「2人はただ自分の楽しみと金儲けが目的で真夜中にマンションに侵入し火災警報器を作動させ、マンションの住民の住居安全に顕著な被害を与えた」としながらも、「この事件の犯行を深く反省しているとみられる」と量刑の理由を説明した。

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