これに先立ち、大統領室は14日、李大統領がチュンブク(忠北)チンチョン(鎮川)の国家公務員人材開発院を訪れ、新人の5級公務員らと食事をする写真を公開した。
大統領室が公式配布したこの写真には李大統領が食堂でスープの器を手に持って飲む場面が写り話題となった。大勢の人の中で大統領の顔全面が隠れた写真が出たのは異例だとの評価だ。
また別の写真には李大統領がきれいに食べ終わったスープの器を持って移動する様子が映っている。この写真でも李大統領の顔が切れており、きれいに食べ終わった食器の写真が中央に位置している。そのほかにも大統領室の公式配布写真には李大統領が小さく写っていたり、周囲の人のほうが目立つ写真構図を多く確認することができる。
そのため、過去の尹錫悦政府で大統領室が「顔が切れている」と遺憾の意を表明した事例も再注目されている。昨年、あるメディアが紙面の1面に尹元大統領の写真を掲載したが、これに対し大統領室は「顔が切れている」と遺憾の意を表明した。
キョンヒャン(京郷)新聞は昨年5月16日付で、「『大統領の写真が切れ、遺憾』ヨンサン(龍山)からかかってきた電話」というタイトルの報道をした。京郷新聞は5月7日付の1面に尹元大統領の写真を小さく掲載したが、「大統領の顔の上と下が切れて掲載され遺憾」と大統領室から伝えられたという内容だった。
一方、李大統領の写真は大統領室専属カメラマンのウィ・ソンファン作家が撮ったものだという。フランスの美術大学出身で、パリなどでタンゴの写真を撮ってきたウィ作家は2024年に民主党の党大会で李大統領と初めて知り合い、その後、大統領室のカメラマンとなった。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 85