「統一省」の名称変更が議論に…統一研究院長「非常に不適切」=韓国
「統一省」の名称変更が議論に…統一研究院長「非常に不適切」=韓国
韓国では、チョン・ドンヨン(鄭東泳)統一相候補が「統一部(省)」の名称変更に関する検討の必要性を積極的に掲げている中、これに対する批判論も出ている。

特に、国策研究機関である統一研究院の院長は、このことに関し正面から反発している。

キム・チョンシク(金千植)統一研究院長は16日、“イ・ジェミョン(李在明)政府による統一・対北政策の推進方向”というテーマで行なわれた統一政策フォーラムで「統一部は、わが民族の統一への意志と統一の権利を国家機関として表している」とし「『統一部』から『統一』(という文字)を削除するのは、非常に不適切なことだ」と指摘した。

キム院長は「それ(統一)がなくなれば、国家のアイデンティティと対外的メッセージに及ぼす悪影響は非常に大きいだろう」とし「統一を諦めたものと理解されることになるだろう」と主張した。

またキム院長は、取材陣と対面した場でも「先週の首相懇談会で、キム・ミンソク(金民錫)首相が(私に)意見を求めたので『変えるものではない、変えてはならない』と伝えた」とし「統一部はその名前自体が(役割の)90%であるため、名称から『統一』が除かれてしまえば、存立価値がなくなることになる」と語った。

一方、チョン候補は去る14日の国会人事聴聞会で「統一部の名称変更を検討する必要がある」とし「国民の代表機関である国会で、与野党が共に議論すべき非常に重要な事案だ」と強調した。

つづけて「『韓半島(朝鮮半島)部』がその代案となり得る」と、具体案も提示した。

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