この日公開された議事録によると、李大統領は先月10日の閣議で、女性家族部の長官代行を務める申英淑(シン・ヨンスク)次官に対し、「男性が差別されていると感じる領域があるが、公式的な議論をどこもしていない」とし、女性家族部を性平等家族部として改編するとの公約を掲げたことに触れ、「女性に関する政策を主に行うものの、特定部分での男性差別を研究し対策を用意してほしい」と要請した。
李大統領は、全体からみれば女性が差別を受ける集団であることは明らかだとしたうえで、女性家族部に若い男性の差別問題を担当する部署があるかどうかを尋ねた。申氏は「担当部署はないが深刻な問題と認識し、ジェンダー対立に関する分析は行った」として「若い男性は軍隊に行かなければならない喪失の時期があるにも関わらず、本人の(感じる)被害が解決されないことに敏感になっていた」と説明した。
李大統領は曺圭鴻(チョ・ギュホン)保健福祉部長官に対しても、若い男性が感じている逆差別や疎外感と自殺増加の関係について報告するよう指示した。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40