李大統領はこの日、ヨンサン(龍山)大統領室で国務会議を主宰し「教育当局は必要な後続措置を速やかに推進してほしい」とこのように述べた。
李大統領は「医学部生も国民の健康と生命に責任を負う予備医療人としての社会的責任が何かについて、もう少し深く考えてほしい」と要請した。
さらに「関連部処は地域医療、必須医療、応急医療の空白を綿密に点検し、補完対策を急いで用意するように」と指示した。
合わせて「私たちの社会には対話がかなり不足している。誰のせいとは言えないが、今からでもすべての領域で対話が円滑に行われることを願い、また当局も医療関係者とのコミュニケーションを緊密にしてくれることをお願いする」と強調した。
医学部生たちは昨年2月、政府が医学部生2000人増員計画を発表すると、同盟休学に突入していた。その後、政府は留年免除、国家試験追加実施、医学部定員原点再検討などを提示したが、医学生たちは戻ってこなかった。しかし12日、医学部生団体である大韓医科大学・医学専門大学院学生協会は声明文を出し、1年5か月ぶりに電撃復帰を宣言した。
李大統領は来年度予算案に関しても、各部処に浪費的な支出を果敢に調整するよう指示した。
李大統領は「韓国経済を取り巻く環境は厳しく、また民間の基礎体力もかなり枯渇した状態であるため、来年も政府財政の積極的な役割が非常に重要だと判断される」と述べながらも「今、国の財政の余力はそれほど多くない問題もある」と分析した。
李大統領は「各部処は慣行的だったり、効率性が落ちたりしている浪費的な予算を果敢に調整し、国民の意見を予算編成過程に幅広く反映して効率的な予算編成が可能になるよう準備してほしい」と求めた。
続いてこの日、チョンジュ(清州)オソン(五松)地下車道惨事2周忌を迎え、李大統領は「犠牲者の冥福を祈り、遺族たちにも深い慰労の言葉を申し上げる。二度とこのような悲劇が発生しないよう、根本的な対策樹立に万全を期さなければならない」と付け加えた。
五松惨事は2023年7月15日午前に発生した地下車道浸水事故だ。当時、堤防の崩壊で地下車道が水に浸かり、14人が死亡、16人が負傷する惨事が起きた。
一方、この日の国務会議には、突発的行動で物議を醸したイ・ジンスク(李眞淑)放送通信委員長が、現政権の国務会議に初めて同席しなかった。原則的に非公開の国務会議内容を政治的に活用し、不適切な公職綱紀を示したというのが大統領室の説明だ。
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