会談には韓国の朴潤柱(パク・ユンジュ)外交部第1次官、米国のルビオ国務長官、日本の岩屋毅外相が出席した。
韓国は外交部長官候補の趙顕(チョ・ヒョン)氏の任命手続きが進行中のため朴氏が代理として出席することになり、米国や日本との2国間会談の開催は見送られたが、3カ国の会談が開かれたのは米国と日本が韓米日協力を重要視しているためと分析される。
外交部の当局者は会談に先立ち「韓米日は3カ国協力の重要性を強調する一方、朝鮮半島を含む地域情勢やグローバルな懸案について意見交換する予定」と説明した。具体的には北朝鮮問題への対応をめぐる協力、経済協力増進策などが議題となったとみられる。
韓米日外相会談で持続的に取り上げられている台湾海峡問題や中国と台湾の両岸問題など、中国に対する言及があったかも注目される。
朴次官は今回の3カ国会談で、現在進められている米国との関税交渉に対する立場をルビオ氏に伝えた可能性もある。韓国と日本は先ごろ、トランプ米大統領から相互関税の発動を8月1日に延期する内容の書簡を受け取った。
会談後に韓米日外相の共同声明が発表されるかにも関心が集まっている。
3カ国外相会談は4月に北大西洋条約機構(NATO)外相会合に合わせて開かれて以来、約3カ月ぶりとなる。韓国の李在明(イ・ジェミョン)政権発足後は初めて。
ASEAN関連会議に合わせた外相会談としては2023年にインドネシア・ジャカルタで開催されて以来となる。
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