ソウル中央地裁(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル中央地裁(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル中央地裁は10日、性暴力処罰法上の特殊準強姦罪で3月に在宅起訴された男性グループNCT元メンバーのテイル(本名ムン・テイル)被告の判決公判で、懲役3年6カ月を言い渡した。同被告は法廷で拘束された。

 共犯者2人もそれぞれ懲役3年6カ月が言い渡され、法廷で拘束された。地裁は3人に対し40時間の性暴力治療プログラムの履修も命じた。

 地裁は、酒に酔った被害者の抗拒不能の状態を利用し、集団で性暴力を加えた犯行を「極めて悪質」だとし、「被害者は外国人旅行客で、慣れない場所で犯罪被害に遭い精神的に大きな苦痛を被ったとみられる」と指摘した。

 ただ、3人とも初犯で犯行を認めている点や示談が成立し被害者が処罰を望んでいない点などを情状酌量したと説明した。

 テイル被告と共犯者2人は昨年6月に被害者に告訴され、同8月に警察で取り調べを受けた。NCTの所属事務所、SMエンタテインメントは同月、「事案が非常に重大であることを認識し、これ以上グループとして活動を続けられないと判断した」としてテイル被告のグループ脱退を発表した。

 テイル被告は2016年にNCTの派生ユニット、NCT Uとしてデビューし、別のユニットのNCT 127のメンバーとして活動した。


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