大韓テニス協会は9日、公式インスタグラムを通じ、「広州市で発生した転落事故によりこの世を去ったA選手を追慕する」と伝えた。
協会はAさんについて、「たくましく、力強い選手だった」とし、「少年体育大会選抜戦で脱落した後も、『来年は必ず出場する』と意思を固めていた」と紹介した。
また、「Aさんは11日から予定されていたスンチャン(淳昌)ジュニア大会に向けて準備中だった」とし、「信じられない悲劇的な事故によりAさんは母親とともにこの世を去った」と伝えた。
そして、「あまりにも残念で悲しい」とし、「広州市〇〇小学校5年生のAさんを忘れない。遺族に深い慰労の意を伝える」と付け加えた。
協会は追慕の意味を込めて淳昌ジュニア大会の期間中、競技場に哀悼スペースを設置し、選手らは黒いリボンを付けて競技に参加する予定だと明らかにした。
この事故は今月7日午後2時36分ごろ、広州市の13階建てのビルの屋上で発生した。このビルの屋上からBさん(18)が転落し、道を歩いていた母娘と20代の男性の上に落ちた。
Aさんは事故直後に死亡し、Aさんの母親Cさんは病院で治療を受けたものの、翌日に死亡した。Bさんも病院に運ばれたが、同日夜に死亡した。
また、別の被害者である20代の男性Dさんは肩などを負傷し治療を受けており、命に別状はない状態だ。
警察によると、Bさんは事故直前にこのビルにある精神科病院を訪れ診療を受けた後、屋上に上ったと把握された。現場から遺書などは発見されていない。警察は正確な事故の経緯を調査している。
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