これまで同市は、市民からの請願があった地域や防疫面で弱いと判断された地域を中心に定期的な防疫措置をとってきた。今回の事業を通じて、市内に設置したDMSと疾病管理庁による「防災地理情報システム(GIS)」とを連携。リアルタイムで蚊がどれだけ集まっているかの内容を示す密度データを活用した、より精密で効率的な防疫活動が可能となった。
DMSは夏季の毎日午後6時から翌日の午前5時まで作動し、二酸化炭素(CO2)を利用して蚊のみを誘引、採集する。その後自動で個体数を分析し、このデータをサーバーに転送。保健所は蚊の密度データの変化を随時把握し、迅速な措置をとることが可能だ。
これに先立ち光州市は、市内の候補地16カ所を対象に蚊の出現情報や個体数を調査し、密度が高かった9か所を最終選定してDMSを設置した。
DMSで採集された蚊については疾病管理庁の媒介体分析課と韓国防疫協会が、感染症を媒介する可能性がある蚊の種類と発生の傾向を精密に分析する予定だ。
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