サッカー元韓国代表の奇誠庸氏(資料写真)=(聯合ニュース)
サッカー元韓国代表の奇誠庸氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で男性2人がサッカー元代表で元プレミアリーガーの奇誠庸(キ・ソンヨン)氏から過去に性的行為を強要されたと主張した問題で、奇氏が2人に5億ウォン(約5300万円)の損害賠償を求めた訴訟の一審判決が9日、ソウル中央地裁であった。地裁は2人に1億ウォンを支払うよう命じた。

 2人は小学校のサッカー部員だった2000年、奇氏らに性的行為を強要されたと主張した。奇氏の名前は出さなかったが、内容上、加害者が奇氏であることが推測できた。

 奇氏は潔白を主張し、2人を刑事告訴。5億ウォンの損害賠償を求める訴訟も起こした。

 刑事事件を捜査した警察当局は23年、2人について証拠が不十分として嫌疑なしの判断を下した。奇氏が性的行為を強要したかどうかに関しても証拠が不十分と判断した。


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