最近、カン・フンシク大統領秘書室長は高官たちとの会議の場でのノーネクタイ実施の指針を出した。外国の政府高官との日程や特別な行事がない限り、電力を節約する観点からネクタイを外すことを勧めたという。
ネクタイを外すだけでも体感温度が約2度下がり、冷房費も大幅に節約できるという趣旨で、これまで政府は夏季の服装としてノーネクタイを推奨してきた。
大統領室は出席する国務委員にも事前にノーネクタイがドレスコードであることを通知していたという。この日、国務会議に出席したキム・ミンソク国務総理、カン秘書室長、キム・ナムジュン補佐室長、クォン・ヒョクギ儀典秘書官なども全員がノーネクタイ姿だった。
一部の出席者は事前案内を受けておらず、ネクタイを締めたまま会議室に入室したが、大統領が入ってくると会議開始直前に急いでネクタイを外す様子も目撃された。チョ・テヨル外交部長官は慌てた表情で服装を整え、警察庁次長などの庁長級関係者も儀典室の指示に従って一斉にネクタイを外した。
イ大統領はこれに先立ち、就任後初の国務会議にキンパ(韓国式のり巻き)を持って現れ、「形式よりも実践が重要だ」として、形式破壊を宣言したことがある。
以降、国務会議は毎週「実行中心の会議」として運営され、形式的なPPTや報告書よりも実際の議論とフィードバックに焦点を当て、民間専門家と実務公務員がともに参加して「見せかけの政治」を排し、実用と効率を重視する方式で運営されているとされる。
この日の国務会議でイ大統領は、「防衛産業4大強国という目標達成を導く防衛産業育成のコントロールタワーを新設し、『防衛産業輸出振興戦略会議』の定例化を検討してほしい」と各部処に要請した。また、夏休みシーズンに合わせて、児童の安全対策点検も指示した。
一方、ソウルではこの日、日中の最高気温が37度を超え、全国で猛暑と熱帯夜の現象が続いている。
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