ピアビは6日、キョンギド(京畿道)コヤン(高陽)市のKINTEX PBAスタジアムで開かれたプロビリヤード2025~2026シーズン2次ツアーである「ハナカードPBA-LPBAチャンピオンシップ」のLPBA決勝戦で、キム・ボラをセットスコア4-1で下した。
2023-2024シーズンの8次ツアーでの優勝以来、511日ぶりの優勝となる。
これでピアビは「ビリヤードの女王」キム・ガヨンの15回優勝に続き、LPBA通算最多優勝数2位になった。また、本大会の優勝賞金4000万ウォン(約427万円)を合わせて通算獲得賞金3億2282万ウォン(約3450万円)を記録し、キム・ガヨン(7億2180万ウォン)に次いで2番目にLPBA通算賞金3億ウォンを突破した。
ピアビは試合を終えた後、「しばらく優勝できず、不安な気持ちが大きかった。もう優勝とは程遠い選手になったのだろうかという心配もあった。個人的な事情があったが、今はビリヤードにだけ専念できる環境になった。これからも楽しく試合を楽しんで優勝できるようにしたい」と感想を述べた。
一方、準々決勝で肥田緒里恵を相手に勝利し、プロデビュー後39大会での初優勝に挑んだキム・ボラは、ピアビの壁を越えることができず準優勝にとどまった。それにもかかわらず、明るく前向きな姿でビリヤードファンに強い印象を与えた。
試合序盤までは、雰囲気は駆け引きが激しい雰囲気の中、第3セットでピアビが18イニングを11-10で勝利し、流れをつかんだ。続いて第4セットでも5-10でリードされていた試合を11-10と逆転し、セットスコア3-1でリードした。
余裕を取り戻したピアビは、第5セットの初球でハイラン8点を決め、一気に8-1と差を広げた。2イニング目に息を整えた後、3イニング目にバンクショットを含む3得点を加えて11-2で抑え、セットスコア4-1の勝利を決め、優勝を確定した。
続いて8日、同じ場所で開かれた男子の部PBA決勝戦ではディフェンディングチャンピオンのデビッド・マルティネス(スペイン/クラウンヘテ)がチョ・ジェホをセットスコア4-2で破り、個人通算8度目の優勝トロフィーを手にし、通算獲得賞金10億ウォン(約1億680万円)時代を切り開いた。
久しぶりに決勝のステージに進んだチョ・ジェホは、477日ぶりの優勝を狙ったが、惜しくも敗北を喫した。
これまで「ハナカードPBAチャンピオンシップ」はスペインの選手たちの独壇場だった。2022-23シーズンに創設されたハナカードチャンピオンシップはデビッド・ザパタ(ウリ金融キャピタル)が優勝し、次のシーズンはハビエル・パラゾン(huons)、昨シーズンはマルティネス。
前回大会の優勝者マルティネスは今回2連覇を達成。“PBAのレジェンド”フレデリック・コードロンが持つ最多優勝記録タイとなり、PBA賞金ランキング1位に上り詰め、新たなレジェンドして位置づけられた。
第1セットのマルティネスは5~6イニングで、それぞれ7点の長打を放ち、15-5で第1セットを奪った。第1セットを奪われたチョ・ジェホは、第2セット1イニング目にハイラン13点を決め、早くもチャンスをつかみ、2~3イニング連続得点で勝負を振り出しに戻した。
両選手は第3セットの激しい接戦を繰り広げた。マルティネスは7-6でリードしていた6イニング目のバンクショットを含め6得点で点差を広げ、7イニング目のバンクショットでセットを15-9で終えた。
第4セットのチョ・ジェホは6-4でリードしていた4イニング目、7点長打を放ち、13-4をマーク。マルティネスも3イニング目に9点の長打で猛打を振るい、同点に追いついた。チョ・ジェホは4イニング目でセットを終えるチャンスを得たが、1点追加にとどまった。逆にチャンスをつかんだマルティネスが残りの2点を追加し、15-14で逆転勝ちを収めた。
第5セットも接戦が続いた。チョ・ジェホは6-9でリードされていた7イニング目にバンクショットを含めて7点を決め、8イニング目もバンクショットを放ち、15-11で1セットを追撃した。
第6セットも一進一退の接戦が続いた。先攻で出たマルティネスが6点長打で機先を制すると、チョ・ジェホもバンクショット2回を含めて8得点に成功し、すぐ逆転した。マルティネスは3イニング目に3得点、4イニング目にも3得点で逆転に成功したが、チョ・ジェホも4イニング目に3点を追加して同点に追いついた。非常に激しい接戦を繰り広げた両選手の血闘は、マルティネスの勝利で幕を閉じた。マルティネスは5イニング目、3点を追加して15-12で6セットを取り、大会優勝を獲得した。
マルティネスはウェルカムトップランキングと優勝を同時に獲得したPBA史上3人目の快挙を成し遂げた。
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