ソウルのロッテ百貨店に新レストランが続々、注力するのは麺料理＝韓国

ロッテ百貨店はチャムシル（蚕室）ロッテワールドモールに8月、キョンジュ（慶州）にあるカルグクスの有名店「新羅製麺」を、業界で初めて開業する予定だ。同店舗では、代表的なカルグクスだけでなく、シオフキガイのカルグクスや海産物パジョン（チヂミ）などの新メニューも準備しているという。

これに先立ち4月には蚕室ロッテワールドモールに、ピョンヤン（平壌）冷麺専門店「ソリョン」を、流通業界として初めて開業した。2024年には「ミシュランガイド」の「ビブグルマン」に5年連続で選出された、日本のラーメン専門店「俺のラーメンあっぱれ屋」がオープンしている。

ロッテ百貨店が蚕室ロッテワールドモールを、高級グルメスペースとしてアピールするため新たなブランドの誘致を進めている。5月からは「コンフィアール・セレクション」などファインダイニングレストランの1号店を相次ぎ開業していた。

ロッテ百貨店チェ・ヒョンモ・フード部門長は「韓国の有名店から世界的なブランドまでを1カ所に集め、麺料理を1つの美食文化へ拡大したい。日常の中で世界各地の高級レストランを体験できる『美食プラットフォーム』となれるようにしたい」と述べた。