ロッテグループのシン・ドンビン会長からLPGAツアーロッテ選手権の出場権を手渡されたパク・ヘジュン(写真:KLPGA)
ロッテグループのシン・ドンビン会長からLPGAツアーロッテ選手権の出場権を手渡されたパク・ヘジュン(写真:KLPGA)
ツアー4年目のパク・へジュン(22)がKLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)ツアー73試合目で初勝利の感激を味わった。

パク・ヘジュンは6日、インチョン(仁川)市Bear's Best CheongNa GC で行われたKLPGAツアー第15回ロッテオープン(賞金総額12億ウォン/約1億2700万円)でこの日1ボギー・3バーディーでトータル17アンダーを記録したパク・へジュンは、ノ・スンヒ(24)の追撃を1打差でかわし、初めて優勝トロフィーを手にした。

1打差の単独首位で最終ラウンドに入ったパク・へジュンは、4番と5番でバーディーを決めてからそれ以降は後半に入ってもパーが続いた。一時は5打差まで広げたリードも16番ホールではボギーで2打差に追った。しかし、最後の18番ホールでバーディーを奪い、同じホールでイーグルを記録したノ・スンヒを引き離して、痛快な勝利を収めた。

パク・へジュンは「厳しい試合だったが、優勝できて本当に幸せだ。ことしの目標を2勝と決めていたが、残りの1勝を待ちながら残りのシーズンは落ち着いて臨みたい」と意気込みを語った。

2022年にツアーデビューしたパク・ヘジュンは、身長1メートル77センチという大きな体格から放たれる豪快なスイングで注目を集めたが、デビュー初年度にシードを失い、2部ツアーで戦っていたが、2023年にレギュラーツアーに再び戻ってきた。昨年4月の斗山建設We'veチャンピオンシップと8月の済州三多水マスターズで2回の2位を記録するなど、トップ10内に5回入り、可能性を示していた。

パク・ヘジュンは小学生の時、オーストラリアでゴルフを学んだ“留学組”でもある。今回の優勝で賞金2億1600万ウォン(約2300万円)と共に10月にハワイで開かれるLPGA(米女子プロゴルフ協会)ツアーのロッテ選手権への出場権も獲得した。

パク・へジュンは「最終ラウンドの最初のホールで非常に緊張してティーショットをミスしたが、パーセーブに成功して自信が高まった。最後のバーディーパットは数万回を練習した距離なので、落ち着いて成功できた」と振り返った。
合わせて「幼い頃に幸せな人生を歩むために私が好きなゴルフを始めた。きょう幸せな瞬間が訪ねてきて本当にうれしい。LPGAの試合に出場できることになり夢をかなえた」と喜んだ。

今回のロッテオープンが開かれた6日、ロッテグループのシン・ドンビン会長が直接優勝者のパク・ヘジュンにトロフィーを手渡したほど、ロッテグループが本大会に本社レベルで力を注いだ。

LPGAの舞台で活躍しているキム・ヒョージュ、チェ・ヘジンとKLPGAでプレーしているイ・ソヨン、ファン・ユミンなどがロッテを代表するスター選手だ。これらの選手の国内外大会優勝回数を合わせると44勝に達するほど、ロッテは伝統的な強いチームだと言える。ことしで4回目を迎えたKLPGAゴルフチーム対抗戦で、ロッテは初年度を除いて2023年からことしまで全て優勝した。

また、LPGAツアーで活躍する選手のプレーを見るために、大会期間4日間で4万人に達するギャラリーが会場を訪れた。またギャラリーのために18番ホールグリーンには最近、世界的なトレンドであるエンターテインメントとスポーツを融合した特別な空間も設けられた。
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