北朝鮮で「ロシア番組」が増加…「Kコンテンツ」遮断のため?
北朝鮮で「ロシア番組」が増加…「Kコンテンツ」遮断のため?
北朝鮮では「ロシアの文化」を紹介するテレビ番組がかなり増えている。

韓国の通信社“聯合ニュース”によると、北朝鮮の国営テレビ放送局“朝鮮中央TV”はこの1年間(2024年7月2日~2025年7月3日)に105編の「国際生活」番組を放送した。この番組は、火・木・日曜日の午前11時前後に海外文化を紹介している。

この1年間に放映された「国際生活」105編のうち、タイトルに「ロシア」というワードが入っているものは計35編(再放送を含む)で、全体の3分の1も占めている。

これら35編は「工芸品を発展させているロシアの人々」「ロシアの伝統的な茶の祝祭」「ロシアの様々な地域を訪ねて」「文化遺産を大切にしているロシアの人々」など、多様な事柄が扱われている。

またタイトルに「ロシア」は入っていないが、「バイカル湖」などロシアの観光名所を扱った番組まで含めると、40余編がロシアに関する番組となる。

専門家たちは「ウラジミール・プーチン・ロシア大統領が昨年6月にピョンヤン(平壌)を訪問し “包括的・戦略的パートナーシップ条約”を結んだ後、北朝鮮のテレビでロシアの文化を紹介する番組が増えた」と分析した。

一方「多くの死傷者が発生したウクライナ戦争への派兵に対する内部の不満や反感を和らげるため、“ロシア文化”の番組を増やした」という分析も出ている。

さらに「Kコンテンツ(韓国のコンテンツ)への人気が北朝鮮に流入するのを遮断するための代案として、ロシア文化を積極的に活用している」という分析も出ている。

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