李在明(イ・ジェミョン)大統領は3日、就任1カ月に合わせて旧大統領府の青瓦台で開いた記者会見で、「韓国と日本は協力する分野が多い」として、「北の核やミサイル対応、安全保障問題、経済的にも協力できることが多い」と述べた。歴史問題については、「過去の歴史問題を清算できず、互いに苦しんでいる」として、「韓国も苦しんでいるが、日本も苦しんでいるのではないか」と述べた。また、「独島を巡る領土論争もある。独島は韓国が実効的に支配している領土であるため、領土紛争とは言えず、『論争』と表現しなければならない」との見解を示した。
◇金民錫氏が李政権の初代首相に就任へ 国会で任命同意案可決
国会は3日の本会議で、李在明大統領が首相候補に指名した金民錫(キム・ミンソク)氏(61)の任命同意案を賛成多数で可決した。野党第1党の「国民の力」は、金氏が首相に不適格として採決に参加せず、国会で過半数の議席を持つ与党「共に民主党」や与党寄りの「祖国革新党」や「進歩党」が採決に参加した。任命同意案が可決されたことで、金氏は李在明政権の初代首相に就任することが決まった。
◇違法薬物使用の俳優ユ・アイン 執行猶予付き有罪確定
大法院(最高裁)は、違法薬物を常習的に使用したとして麻薬類管理法違反などの罪に問われた俳優のユ・アイン被告(38)について懲役1年、執行猶予2年、罰金200万ウォン(約21万円)とした二審判決を支持し、判決が確定した。ユ被告は2020年9月から22年3月にかけ、ソウルの病院で美容施術のための麻酔を口実に181回にわたり医療用麻薬類などを投薬した罪で23年10月に在宅起訴された。昨年9月の一審では懲役1年を言い渡され、法廷で拘束されたが今年2月の二審では懲役1年、執行猶予2年に減刑され、釈放された。
◇BTS育ての親を金融当局が調査 HYBE上場巡り「詐欺的不正取引」か
BTS(防弾少年団)などの人気グループを擁する総合エンターテインメント企業、HYBE(ハイブ)の房時赫(パン・シヒョク)取締役会議長が、同社の上場と関連して「詐欺的不正取引」を行った疑いで金融監督院の調査を受けたことが分かった。金融投資業界によると、房氏は2020年にHYBEが上場した際、株主に対し新規株式公開(IPO)の計画はないと虚偽の説明をしたとして、資本市場法違反の疑いが持たれている。
◇ロシア 北朝鮮のドローン操縦士育成に協力か
北朝鮮がロシアの協力を得て攻撃用ドローンの生産施設を設け、現地に派遣されたロシア人がドローンの操縦を教えていることが分かった。米国の北朝鮮専門サイト「NKニュース」などによると、ウクライナ国家安全保障・国防会議傘下、偽情報防止センターのコバレンコ所長は自身のSNSで、ロシアの教官らが北朝鮮の平壌と元山付近の訓練場で北朝鮮のドローン操縦士に一人称視点(FPV)ドローンなどの操縦方法を教えていると明らかにした。北朝鮮は先ごろ、平安北道・方峴の飛行場にドローンの生産・試験飛行施設を設けるなど、ドローンによる攻撃力強化に乗り出している。
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