同社は6月30日、TTIAの南側の敷地で第1段階の開発を推進する投資意向表明書を提出した。合計投資額は1億5000万ユーロ(約254億円)。うち3500万ユーロ(約59億2742万円)を、今回の開発用に投資する計画だ。残りは同社の株主となっているフランスの開運会社CMA CGMと共に、借り入れを通じて調達する。
TTIAは総面積が30万平方メートル、取扱貨物量が160万TEU(20フィートコンテナ換算)に上る半自動化ターミナルだ。第1段階の開発を通じて、2028年まで総面積は46万平方メートル、取扱貨物量は年210万TEUに拡大する。第2段階の開発まで完了すれば、取扱貨物量は年280万TEUとなる。円滑な開発のため、ターミナルの運用期間はこれまでの2043年から2065年へと、22年延長する予定だ。
HMMの関係者はTTIAについて「南欧の主要な積み替えハブでありスペインの輸出における要となる港で、ターミナルからの収益創出はもちろん欧州の海運路線の競争力強化において大きな役割を担う」と述べた。
これに先立ちHMMは2017年にTTIAの持ち分100%を買収した。その後の2020年、CMA CGMに対して持ち分の50%-1を売却していた。
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