6月25日の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で握手する魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長(左)とルビオ氏(大統領室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
6月25日の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で握手する魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長(左)とルビオ氏(大統領室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の大統領室関係者は3日、ルビオ米国務長官の韓国訪問について協議を進めていたが、米側の事情により今月中の来韓は難しくなったと明らかにした。

 また「韓米は高官級の交流について持続的に協議していく予定」と伝えた。

 韓米は10日にマレーシアで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議への出席に合わせ、ルビオ氏が韓国を訪問する方向で調整を進めていた。

 ルビオ氏は日本訪問後に韓国に向かう予定だったが、訪日も中止したという。

 米側は中東問題などにより訪韓が難しくなったとし韓国側に了解を求めたことが分かった。

 トランプ米大統領が7月7日にホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相と会談すると発表されており、国家安全保障会議(NSC)のトップとなる大統領補佐官(国家安全保障担当)を兼任するルビオ氏の日程に影響した可能性がある。

 またルビオ氏の来韓が有力視されていた8日は米国が韓国に課すとする相互関税の猶予期限であることも来韓中止と関係しているとの見方も出ている。

 ルビオ氏の来韓が実現すれば、韓米首脳会談の日程調整や関税交渉などに弾みがつくと期待されたが、予定が流れたことで、高官級交流は課題として残ることになった。


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