国会で就任会見を行う「国民の力」の宋彦錫・非常対策委員長兼院内代表=2日、ソウル(聯合ニュース)
国会で就任会見を行う「国民の力」の宋彦錫・非常対策委員長兼院内代表=2日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の保守系最大野党「国民の力」の宋彦錫(ソン・オンソク)院内代表は2日、臨時執行部トップである非常対策委員長就任の記者会見を国会で開き、昨年12月の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による「非常戒厳」宣言について、「責任を痛感し、改めて心から謝罪する」として、「こうした過ちを二度と繰り返さないという覚悟を刻みつけ、再出発する」と述べた。宋氏は院内代表と非常対策委員長を兼任する。

 宋氏は「今回発足した非常対策委員会は新しい党執行部が決まるまで一時的に運営される組織」として、「野党らしい野党に生まれ変わり、批判とけん制の役割をしっかり果たす」と強調した。

 また、「李在明(イ・ジェミョン)政権が発足してから1カ月足らずだが、国政の各所で『警告灯』が灯っている」と指摘。「与党は野党に全面戦を宣布し、議会の暴走を始めた」とし、「大統領は口では協治(協力政治)と言っているが、与党は一方的に暴走する欺瞞(ぎまん)的な行為」と批判した。そのうえで、「国民の力は断固として戦う」とし、「国の経済に害悪を与え、国論の分裂を招く悪法は総力を挙げて阻止する」と強調した。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40