デジタル証券会社ロビンフッド(Robinhood)が米国株式及びETFをトークン化した取引サービスを欧州連合(EU)地域に発売し、現実資産(RWA)市場攻略に速度を上げている。

ロビンフッドは30日(現地時間)、公式発表を通じて「ヨーロッパのユーザーが手数料なしで米国株式とETFをトークンの形で取引することができ、取引は週5日24時間運営される」と明らかにした。今回のサービスはアービトラム(Arbitrum)ベースの新しいレイヤー2ブロックチェーンを通じて提供され、投資家はトークン化された米国株式200種以上にアクセスできるようになる。

ロビンフッドは、この株式トークン化サービスとともに、EUユーザー向けの無期限先物商品も発売した。この商品は最大3倍のレバレッジを提供し、最近買収した仮想通貨取引所ビットスタンプ(Bitstamp)を通じて取引される。ロビンフッドは昨年5月に約2億ドルでビットスタンプを買収した。

今回のレイヤー2ネットワークの立ち上げは、RWA戦略の拡大の一環として、ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、ソラナ(SOL)ベースのマイクロ先物契約商品を最近発売したことに続く措置である。マイクロ先物契約は、少額でデリバティブ市場にアクセスできる手段として注目されている。

これに先立ち、ロビンフッドはカナダの暗号通貨運営会社WonderFi(WonderFi)を1億7900万ドルで買収し、北米市場での地位も拡大している。

また、米国証券取引委員会(SEC)にRWA市場の制度化に向けた提案書を提出した。この提案には、オフチェーン取引とオンチェーン決済を組み合わせた「現実資産取引所(Real World Asset Exchange)」の設立計画も含まれている。
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