韓国特別検察官　尹前大統領の出頭日変更要請受け入れず

【ソウル聯合ニュース】昨年１２月の韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）前大統領による「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を政府から独立して捜査する特別検察官側は３０日、尹氏側の出頭日変更要請を受け入れない方針を明らかにした。

　特別検察官は２８日に特殊公務執行妨害などの容疑で尹氏を事情聴取し、７月１日にも出頭するよう求めた。だが、尹氏側は２９日に続き３０日にも、出頭日を７月５日以降に延期するよう要請する意見書を提出していた。

　特別検察官側は尹氏が７月１日に出頭しない場合、出頭日を改めて指定して通知する方針を示した。その通知にも応じない場合は「刑事訴訟法が定めた最終段階の措置を取る」として、「出頭後も法と社会認識に反する捜査妨害と見なされる行為がある場合、刑事訴訟法が定めた措置を取る」と警告した。