李大統領　財政相や法務相ら６閣僚候補を指名

【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明（イ・ジェミョン）大統領は２９日、６人の閣僚候補を指名したほか、大統領室の首席秘書官２人を任命した。姜勳植（カン・フンシク）大統領秘書室長が記者会見で発表した。

　李大統領は企画財政部長官候補に具潤哲（ク・ユンチョル）ソウル大特任教授（６０）を指名した。

　李政権が掲げている検察改革を進める法務部長官候補には与党「共に民主党」の鄭成湖（チョン・ソンホ）国会議員（６３）を起用した。鄭氏は李大統領の最側近の一人とされる。

　行政安全部長官候補には共に民主党の尹昊重（ユン・ホジュン）議員（６２）を指名した。尹氏は当選５回で、２０２２～２４年に超党派の韓日議員連盟の幹事長を務めた。

　保健福祉部長官候補には２０２０年の新型コロナウイルス発生後に防疫の最前線で対応にあたった鄭銀敬（チョン・ウンギョン）元疾病管理庁長（６０）を充てた。

　産業通商資源部長官候補には金正官（キム・ジョングァン）斗山エナビリティ社長（５７）、教育部長官候補には李真淑（イ・ジンスク）元忠南大総長（６５）を指名した。

　一方、政府高官の不正の監視や法務などを担う大統領室の民情首席秘書官に奉旭（ボン・ウク）弁護士（５９）を任命した。民情首席秘書官には呉桄洙（オ・グァンス）氏が起用されていたが、呉氏は不正疑惑を受け辞任した。

　新設された傾聴統合首席秘書官にはチョン・ソンファン世宗市教育庁秘書室長（５９）を任命した。