第2延坪海戦の記念式典で、戦死者の顔が刻まれた像をなでる遺族=29日、平沢(聯合ニュース)
第2延坪海戦の記念式典で、戦死者の顔が刻まれた像をなでる遺族=29日、平沢(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の海軍は29日、2002年に北朝鮮に近い延坪島周辺海域で起きた韓国と北朝鮮による銃撃戦、第2延坪海戦の勝利から23年を迎え、ソウル南方の京畿道・平沢の第2艦隊司令部で記念式典を開いたと明らかにした。

 式典には戦死した6人の遺族や参戦した将兵、国防部長官候補に指名された安圭伯(アン・ギュベク)国会議員、国防部長官の職務を代行するイ・ドゥヒ次官らが出席した。

 戦死者の娘で、海軍の少尉に任官したチョ・シウンさんは「英雄たちの崇高な犠牲を忘れず、海洋守護任務の使命を完遂する」と誓った。

 第2延坪海戦は2002年6月29日、北朝鮮の警備艇が黄海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を侵犯し、韓国海軍の高速艇に先制攻撃を加え勃発した。韓国海軍が反撃し、北朝鮮の警備艇は大破したが、韓国側は6人が死亡した。北朝鮮軍は約30人の死傷者を出したとされる。

 海軍は戦死した6人の名前を450トン級高速艦の艦名に付け、尊い犠牲をたたえている。


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