魏氏は同日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議にイ・ジェミョン(李在明)大統領の代理で出席。帰国後、記者団に対し「トランプ大統領とも少し会話した」と述べ、上記のように語った。
同氏は、「(会話は)長くはなく、少し立ち話をしただけだ」としつつも、「一言二言話しただけでも、造船に強い関心があることがすぐに分かった」と説明した。
米国造船業の再建と中国の海上覇権牽制を強調してきたトランプ大統領は、中国造船業の最大の競争国である韓国との協力を強調してきた経緯がある。
魏氏は、NATO首脳会議でマルコ・ルビオ米国務長官と会談した際、韓米首脳会談の開催に関する進展があったかについて、「若干の進展があると見ることができる」と述べた。
同氏は、「韓米首脳会談を速やかに推進することで共感した点が成果と言える」とし、「通商関連の交渉と、安全保障問題の議論も進行中だ。そうした議論を充実させ、首脳会談を成功させるために準備していくことで意見が一致した」と説明した。
関税交渉に関しても、詳細な議論まではしなかったものの話し合いを行ったとし、「全体的な韓米間の交渉全体の方向性を議論し、『関税交渉が速やかに進展し、安全保障問題の議論と相乗効果を生む状況になるよう努力し、韓米同盟の信頼と連帯性を強化する方向で交渉を進めるべきだ』という意見の一致を見た」と明らかにした。
魏氏は、日本の石破茂首相の代理で出席した岩屋毅外務大臣と会談したことについては、「直接会談を提案し、共通の関心事について一般的な対話を行った。友好的な雰囲気だった」とし、「日本が良いジェスチャーを見せれば応じる用意があるという趣旨で説明した」と述べた。
シャトル外交の再開に関して、同氏は「形式にとらわれない外交方式で、韓日間でもそのような方式を試そうと提案したため、そのような試みが期待される」と言及した。
この他、魏氏は「露朝軍事協力についての話は、複数の人物との二者対話の際に出た」とし、「現在のウクライナ情勢は休戦局面であるため、強く話題にはならなかった」と紹介した。
また、「北朝鮮の核問題も議論にはなったものの、軽い議論にとどまった」と伝えた。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 104