李在明(イ・ジェミョン)大統領は26日、就任後初めてとなる施政方針演説を行い、現在の韓国経済は厳しい状況だとして補正予算案に対する国会の協力を呼びかけた。李大統領は「迅速な補正予算の編成とスピード感のある執行で韓国経済、なかでも内需市場に活力を吹き込むことが重要だ」と強調。▼消費促進予算11兆3000億ウォン(約1兆2000億円)▼景気活性化のための投資促進予算3兆9000億ウォン▼小規模事業者・社会的弱者支援のための国民生活安定予算5兆ウォン――など補正予算案の詳細な内容を説明した。
◇李大統領の支持率62% 2週間で9ポイント上昇
世論調査会社4社が発表した合同調査結果によると、李在明大統領の国政運営について、「よくやっている」と支持した人は62%、「うまくできていない」は21%だった。李大統領の就任直後だった2週間前(6月9~11日)の調査結果と比べ、支持は9ポイント、不支持は2ポイントそれぞれ上昇した。調査はエムブレインパブリック、ケイスタットリサーチ、コリアリサーチ、韓国リサーチの4社が23~25日、全国の18歳以上の1000人を対象に実施した。
◇就職はさらに狭き門に 4~9月の採用規模9.7%減
今年4~6月期と7~9月期の採用計画人員が前年比で減少し、就職はさらに狭き門となる見通しだ。雇用労働部が発表した調査結果によると、今年4月1日時点の不足人員は46万9000人で、前年同期比10.0%(5万2000人)減少した。これに対し、4~6月期と7~9月期の採用計画人員は47万人で9.7%(5万1000人)減少した。不足人員とは、採用の有無や採用計画とは関係なく企業の正常な経営や生産施設の稼働、取引先の注文に対応するために現在よりさらに必要な人員を指す。
◇週末から来週にかけ雨 猛暑の予想も
週末から来週にかけて、熱帯地方でみられる大気の乱れ「熱帯擾乱(じょうらん)」の影響で荒れ模様の天気となる見通しだ。28日午後から南部地方を中心に雷を伴う強い雨が降ると予想される。その後、亜熱帯高気圧が拡大して北朝鮮上空に停滞前線がとどまり、29日午前から首都圏と江原道西部、忠清道北部を中心に雨が降りそうだ。首都圏と江原道西部では7月1日まで雨の予報となっている。高気圧の影響で温かい南西風が吹き、28日以降は南部地方から朝鮮半島中部まで体感温度が33度を越える地域が出ると予想される。
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