日本のファッションブランド「CFCL」、新世界との提携で韓国進出へ＝韓国

韓国ファッション大手の新世界インターナショナルは、日本のファッションブランド「CFCL」を展開するCFCLと、韓国における独占流通契約を締結したと発表した。

これにより新世界インターナショナルはCFCL商品をオンラインおよび実店舗での販売と、卸売りを担うこととなった。

韓国では2026年の春・夏コレクションから本格的な販売を開始し、早ければ2026年上半期中にソウル市でCFCLの単独店舗を開業する。

新世界インターナショナルは、CFCLが持つ持続可能なブランド価値および哲学への認知度を高めることに注力する。CFCLは、事業を通じて社会や環境に良好な影響を与える企業に対する認証制度「ベネフィットコーポレーション（Ｂコープ）」認証を、日本の衣類ブランドとして初めて受けた。

コンピュータプログラミングによるデザイン方式で裁断を不要とし、廃棄する生地がほとんど発生しないという特徴がある。CFCLは2030年までのカーボンニュートラル達成を目標に掲げている。

新世界インターナショナルのファッション部門ウィリアム・キム代表は「革新的な技術力とクラフトマンシップ、デザイン哲学を通じて世界で頭角を現しているCFCLの商品を、韓国で販売できるのは喜ばしい」と述べている。