中国・上海市、対外貿易発展の「新エンジン」となる民営企業＝中国報道

上海税関によると、ことし1-5月、上海市における民営企業の輸出入額の成長率は20％を超えた。5月の月間輸出入額が過去最高を記録し、対外貿易発展の「新エンジン」となっている。

上海税関の統計によると、1-5月の上海の対外貿易総額は前年同期比1.8％増の1兆8000億元(約36兆3000億円）。1-4月の増加率を0.8ポイント上回った。

5月、同市の輸出入額は前年同月比4.5％増の3771億5000万元（約7兆6000億円）で、月間対外貿易額は4か月連続で増加した。うち、輸出が3.5％増の1583億8000万元（約3兆2000億円）、輸入が5.3％増の2187億7000万元（約4兆4000億円）だった。

上海の対外貿易発展の「新エンジン」として注目されているのが民営企業だ。1-5月の同市における民営企業の輸出入額は同22.2％増の6717億元（約13兆5000億円）となり、同市の貿易会社全体の成長率を20.4ポイント上回り、輸出入総額の37.7％を占めた。

また、5月の民営企業の輸出入額は同11.4％増の1477億1000万元（約3兆円）で、月間過去最高を記録した。民営企業は上海市の輸出入額増加に大きく貢献している。