保守陣営が主張する「成長」に「公正」を加え、革新陣営が掲げる二極化や不平等の解消を実現する考えを示したものとみられる。
李大統領は資本市場について、「透明性と公正性を回復させなければならない」として、「企業も着実に成長、発展する好循環となり、KOSPI(総合株価指数)5000時代を切り開くことができる」と述べた。李大統領は大統領選で、KOSPIを当時の2倍近い5000まで引き上げることを公約に掲げていた。
産業育成政策に関しても保守と革新陣営がそれぞれ主導してきた先端産業への投資と再生可能エネルギーへの転換に言及。「人工知能(AI)や半導体など先端技術産業に大々的に投資して再生可能エネルギー中心のエネルギー転換を早期に完了し、気候危機やRE100(100%再生可能エネルギー使用)に対応すべきだ」と強調した。
そのうえで、「実用精神に基づき、景気回復や経済成長の道を開くため最善を尽くす」と力説した。
外交・安全保障分野については、「進歩か保守かではなく、国益か否かが唯一の選択基準にならなければならない」とし、「国益中心の実用外交で通商や供給網(サプライチェーン)問題を含む国際秩序の変化に賢明に対応すべきだ」と述べた。
また、「朝鮮半島の平和と安定を確保することも重要だ」として、「平和が経済成長を導き、経済が平和を強化する好循環で国民の日常が揺らがない国をつくる」と訴えた。
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