北朝鮮東部に大規模リゾート地完成　金正恩氏「今年最も大きな成果」

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は２６日、東部・元山の大規模なリゾート地「元山葛麻海岸観光地区」の完成式が２４日に開かれたと報じた。完成式には金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）が出席した。

　同通信は「国内外の来賓２万人が宿泊できるホテルや旅館がある」と説明し、外国人観光客の誘致も念頭に置いて建設されたことを示唆した。同地区にはスポーツや娯楽、商業施設も備えられているという。

　金氏は元山葛麻海岸観光地区を視察し、「今年最も大きな成果の一つ」と満足を示した。

　完成式には金氏の妻、李雪主（リ・ソルジュ）氏と娘ジュエ氏が同行した。李氏が公の場に姿を現すのは２０２４年１月１日以来、約１年半ぶりとなる。

　元山葛麻海岸観光地区は来月１日、国内観光客を対象に公開される。