韓国地裁が前国防相の逮捕状発付　勾留満期控え

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は２５日、偽計公務執行妨害や証拠隠滅教唆などの罪で追起訴された金龍顕（キム・ヨンヒョン）前国防部長官の逮捕状を発付した。

　

　地裁は証拠隠滅の恐れがあると判断した。

　金氏は尹錫悦（ユン・ソクヨル）前大統領が宣言した「非常戒厳」に深く関与したとして内乱重要任務従事と職権乱用の罪で昨年１２月に起訴され、今月２６日に６カ月の勾留満期を迎える予定だった。

　地裁は１６日、金氏を職権保釈する決定をした。勾留満期により保釈された場合と異なり、職権保釈では裁判所が一定の条件をつけて管理下に置くため、行動が制約される。このため金氏は職権保釈を拒否。特別検察は勾留満期で釈放されるのを防ぐため金氏を追起訴し、地裁に追加の逮捕状を請求していた。