12・3非常戒厳事態に関連する内・外乱の疑いなどを捜査する「内乱特別検察官(内乱特検)」が請求した韓国のユン・ソクヨル(尹錫悦)前大統領に対する逮捕令状が棄却された。

内乱特検チームは25日、報道発表を通じて「裁判所は、昨日請求したユン前大統領に対する逮捕令状を、被疑者が特検の出頭要請がある場合にはこれに応じる意向を示しているという理由で棄却した」と明らかにした。

これに先立ち内乱特検チームは24日、ユン前大統領が警察の出頭要請に2回にわたり応じなかったこと、また特検が捜査を開始した6月18日以降の19日にも出頭しなかったことを理由に、逮捕令状を請求していた。

内乱特検チームは逮捕令状が棄却されたことを受け、ユン前大統領側に対し今月28日午前9時の出頭を求める通知を送った。内乱特検関係者は「出頭要請に応じない場合、再び逮捕令状の請求を検討する」と強調した。

ユン前大統領には、自身の逮捕を阻止するよう警護処に指示したとして「特殊公務執行妨害」容疑、および非常戒厳発令から4日後の昨年12月7日に、警護処に対しクァク・ジョングン元陸軍特殊戦司令官、イ・ジヌ元首都防衛司令官、ヨ・インヒョン元国軍防諜司令官らに関する秘話電話の情報削除を指示したとして「警護処法上の職権乱用教唆」容疑の、主に2つの容疑がかけられている。

一方、ユン前大統領は内乱特検による逮捕令状請求に関連してこの日「ユン・ソクヨル前大統領は、特検事務室の所在地や取り調べを受ける検査室、担当検事に関する情報すら全く伝えられていない」とした上で、「基本的な手続きをすべて省略したまま特検が前大統領に対する逮捕令状を請求したのは、到底納得できない措置だ」と反発した。

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