韓国における自動車の累計生産台数は1982年に100万台、1992年に1000万台、2018年に1億台を突破した。
これに対し量的な成長は限界に達したとの見方も出ている。国民大学自動車運送デザイン学科のクォン・ヨンジュ兼任教授は「今後は韓国内での生産は減り、海外生産が増えていくだろう」と述べている。
韓国における自動車の年産台数は465万7094台で最高に達した2011年以降、400万台にとどまっている。専門家は韓国の自動車生産力が落ちている理由として、高性能な設備導入への負担感、生産速度の鈍化、自動化への転換と世界的なサプライチェーン再編などを挙げている。
韓国の自動車産業が瀕している生産性の限界を克服するための鍵として浮上しているのが、R&D(研究開発)投資の拡大と、政府による支援だ。
クォン教授は「生産単価を下げにくい韓国では、製品の付加価値を高めることが大事。政府がR&D費用を支援すれば、生産台数が減っても利益を増やす戦略をとることができる」と述べている。
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