尹前大統領(右)と特別検察官の趙氏=(聯合ニュース)
尹前大統領(右)と特別検察官の趙氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】昨年12月の韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を政府から独立して捜査する趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官は24日、特殊公務執行妨害などの容疑で尹氏の拘束令状を請求した。 

 特別検察官チームは今月18日に捜査を開始した。

 趙氏は「警察の2度の出頭要請に応じず、特別検察官が捜査を開始した後の19日にも出頭しなかった。今後の要請にも応じない意思を明確に表明した」と令状を請求した理由を説明した。

 そのうえで、「被疑者を取り調べるため、令状を請求した」と明らかにした。

 尹氏は今年1月に大統領警護処に対し、捜査機関による自身の拘束を阻止するよう指示したとして、特殊公務執行妨害の疑いが持たれている。また、非常戒厳を宣言してから4日後の昨年12月7日、大統領警護処に軍の司令官らが使う盗聴防止用携帯電話の情報を削除するよう指示した疑いもある。

 警察は今月5日と12日、19日に出頭するよう求めたが、尹氏は応じなかった。


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