首相候補に指名された金民錫(キム・ミンソク)国会議員の国会人事聴聞会が始まった。革新系与党「共に民主党」と保守系最大野党「国民の力」の間では怒号が飛び交い、激しい応酬が続いた。国民の力の裵俊英(ペ・ジュニョン)議員は「候補者は本人を含む周辺人物の個人情報提供に同意せず、争点をしっかり説明する資料は皆無だ」として、聴聞会は話を聞くために開くが、「何も聞くな」という聴聞会にしてしまったと指摘した。また共に民主党が認めなかったため、2000年から始まった首相候補の聴聞会が初めて証人なしで開かれたと批判した。
◇総合株価指数 3年9カ月ぶり3100突破
韓国株式市場で、総合株価指数(KOSPI)はイスラエルとイランの停戦合意のニュースを受けて急騰した。終値は前日比89.17ポイント(2.96%)高の3103.64で、2021年9月27日(3133.64)以来約3年9カ月ぶりに3100を超えた。
◇尹前大統領妻の修士学位取り消し 博士号も手続き開始
淑明女子大は尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏の修士論文に盗用があったとして学位を取り消したと発表した。金氏にデザイン学の博士学位を授与している国民大も同日出した報道資料で、金氏の博士号取り消しに関する手続きに着手したと明らかにした。国民大は「博士過程入学時に提出した修士学位が取り消された場合、博士課程への入学資格を喪失する」と説明した。
◇李大統領「些細な行為が世の中に影響」 「西遊記」例に公職者の責任強調
李在明(イ・ジェミョン)大統領は閣議で、中国の古典小説「西遊記」に出てくる「芭蕉扇」について触れ、公職者が責任意識を持って業務に当たることの重要性を説いた。李大統領は芭蕉扇について、1回あおぐと雷が鳴り、2回あおぐと暴風雨となり、小さな扇一つで世の中が大混乱に陥るが、あおいでいる本人はそれに気が付かないとしながら、「権力と同じようなものだ」と指摘。権力者が出す小さなサイン、権力者が示す小さな関心などは、権力者本人にとってはあまり意味がなくても、誰かにとっては生死にかかわることかもしれず、そのようなことが積み重なれば国が繁栄したり滅びたりすることにつながると説明した。
◇韓米が関税交渉 李在明政権発足後初めて
産業通商資源部は同部の呂翰九(ヨ・ハング)通商交渉本部長が米東部時間の23日午後4時から米ワシントンでラトニック商務長官、グリア通商代表部(USTR)代表と通商協議を行ったと発表した。李在明政権発足後、韓米が高官級の関税交渉を行うのは今回が初めて。同部によると呂氏は米国が韓国に課すとする25%の相互関税と自動車や鉄鋼などに課す品目別関税を免除する必要性を改めて強調したという。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40