元ヘッジファンド幹部、BNBトレジャリーファンド造成のために1億ドルの資金調達を進める

元コーラルキャピタルホールディングス(Coral Capital Holdings)の幹部らが、BinanceのBNBトークンに投資するトレジャー企業の設立を推進している。

23日(現地時間)、ブルームバーグは、暗号資産（仮想通貨）ヘッジファンド業界の元役員たちがマイケル・セイラー(Michael Saylor)のビットコイン・トレジャーリー戦略を模倣した方法でBNBに集中投資するために1億ドル規模の資金調達を試みていると報じた。

この計画は、パトリック・ホースマン(Patrick Horsman)、ジョシュア・クルーガー(Joshua Kruger)、ジョナサン・パッシュ(Johnathan Pasch)の3人の元コーラル・キャピタル・ホールディングスの幹部が主導している。コーラル・キャピタルは2024年にDNAファンド(DNA Fund)に買収されたベンチャーキャピタル企業だ。

ブルームバーグによると、彼らは今月中に資金調達を終え、新たに設立したビルドアンドビルドコーポレーション(Build & Build Corporation)を通じてBNBの買収に乗り出す予定だという。この法人は今後、ナスダック上場を目指す。

BNBは現在、時価総額で5番目に大きい暗号通貨であり、CoinMarketCapによると、約878億ドルの価値を保有している。BNBは、Binanceエコシステムのコアユーティリティトークンであり、BNBビーコンチェーン(BNB Beacon Chain)のネイティブ資産である。

資産運用会社スタンダードチャータードは5月の報告書を通じ、BNBネットワーク活動の増加に伴い、今年、価格が2倍以上上昇する可能性があると予測している。