欧州や米国では猛暑に関する警報が発令され、日本ではすでに熱中症による死者も出ている。
香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)によると、日本気象庁は17日から全国の多くの地域で「熱中症」の警報を発令した。山梨県甲府市は平年より10度高い38.2度を記録し、群馬県は37.7度、静岡県は37.6度まで気温が上昇した。
また東京と大阪も、それぞれ34.8度と33.4度という高い気温を示した。
このような時期の早い猛暑により、日本ではすでに少なくとも4人の死者が発生した。フランスAFP通信は「東京では去る17日の一日で、169人が熱中症の症状により病院を訪れた」と報道した。
東京大学気候システム研究センターの今田由紀子教授は「これまでの観測の記録で、初めて150か所以上の地域で35度を超えた」とし「確実に異例な暑さだ」と分析した。
つづいて「梅雨の時期にもかかわらず、季節性梅雨前線が消えたことも異例だ」とし「これは、平年より早く広がった太平洋高気圧システムのためだ」と説明した。
この高気圧は通常7~8月に日本全域に影響を与え高温を誘発するが、ことしは6月から拡散し猛暑を招いているという。
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