宋院内代表は同日午後、政府から補正予算に関する報告を受けた直後、国会で記者団に対し、「イ・ジェミョン(李在明)大統領は当選するやいなや特検共和国の扉を開けたと思ったら、今度はポピュリズム共和国の扉まで開けたように見える。あまりにも嘆かわしい状況だ」と語った。同氏は「このようなポピュリズム的な補正予算では景気を回復させることはできない。国家債務が増えるだけだ」と指摘し、「景気が厳しい現状を踏まえ、脆弱(ぜいじゃく)階層への支援や、新型コロナウイルス感染症以降、負債に苦しむ多くの自営業者への支援に集中してほしい」と求めた。
宋院内代表は、与党「共に民主党」が来週国会に提出される補正予算案の迅速な審査を求めていることに関して、「政府・与党の立場としては、非常に迅速に意図する通りに進めたいのは当然の願望だろう」としながらも、「国民の声を代弁し、政府・与党の誤った部分を批判し、それに対して適切な修正案や対案を提示することも、野党であるわれわれの責務だ」と述べた。
続けて、「現在、国際関係において競争力が著しく低下している産業もある」とし、「先端産業などへの戦略的投資を強化すべきであり、そうした分野へのさらなる投資が、国家予算をより生産的かつ効率的に活用する方策ではないかと思う」との見解を示した。
宋院内代表は、国会の法制司法委員長などの常任委員長ポストに関する交渉についても、共に民主党の協力を求めた。「補正予算交渉と常任委員長交渉問題を連動させる考えはあるか」との質問には、「連動するかしないか、そうした話をするには時期尚早だろう」と回答を避けた。
同氏は、今月22日に大統領室官邸で行われる李在明大統領と与野党指導部による昼食会に関して、「野党になったとはいえ、闘争すべきは闘争するとしても、国民のため、国家のために協治すべきことは行うべきだ」とし、「否定的な考えはない」と述べた。さらに、「会って対話を行い、われわれが主張する内容を伝える。願わくは共に民主党と大統領には、国民の声を代弁する少数野党がどのようなことを言い、どのような考えを持っているかについて、より開かれた心で耳を傾けてくれることを強く促す」と付け加えた。
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