レセプションには日韓議員連盟会長を務める菅義偉元首相や岸田文雄前首相、林芳正官房長官、岩屋毅外相、中谷元防衛相、加藤勝信財務相、阿部俊子文部科学相、韓国から韓日議連会長を務める朱豪英(チュ・ホヨン)国会副議長や閔洪喆(ミン・ホンチョル)韓日議連幹事長ら国会議員約10人、韓国経済人協会の柳津(リュ・ジン)会長など、両国からおよそ1000人が出席した。
石破首相はカナダでの主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領と初の対面会談を行い、18日夜に帰国した。祝辞では李大統領との会談に触れ、両国関係の安定的な発展に向けて互いの考えをすり合わせながら非常に良い議論ができたと振り返った。
また、少子化や人口減など多くの両国共通の課題で協力できる分野が多いとし、協力の裾野を広げ、これまで築いてきた交流の場を次の世代に引き継ぎたいと強調した。
若い世代が自然体で交流していることに明るい未来を感じるとも指摘。より良い未来に向けて共に新たな一歩を踏み出そうと呼びかけた。
李大統領と石破首相の会談では首脳が相互往来する「シャトル外交」の再開を確認し、国交正常化60周年を機により堅固で成熟した関係の基盤を築くことで一致した。
石破氏はこの日のレセプションに出席することで、両国関係改善の流れを継承する意思を示したと分析される。
韓国の朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日大使は両国関係について「過去60年で劇的な変化に見舞われた。紆余曲折があったが修正・補完しながら深化・発展を続けた」として、「成長、成就、成功の歴史だ」と強調。「友好的な韓日関係をさらに発展させ、持続可能なものにするため常に努力を怠ってはならない」と述べた。
韓国と日本は1965年6月22日に外交関係を樹立するための基本条約を締結した。国交正常化50周年の2015年6月には当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍晋三首相がそれぞれソウルと東京で開催された記念行事に出席した。
今月16日にはソウルの在韓日本大使館で記念レセプションが開かれた。G7サミット出席のためカナダに出発していた李大統領はビデオメッセージを寄せ、「激変する国際情勢の中で両国は共に対応策を模索すべき重要なパートナーだ」とし、「これからも韓日関係が安定的かつ未来志向に発展することを願う」と語った。
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