大統領室関係者はこの日、記者団に対し「国務総理候補者の人事聴聞会は国会固有の権限であり、私たちは様々な争点に対し綿密に注視している」とこのように述べた。さらに「とにかく聴聞会の過程を見守るという考えだ」と付け加えた。
国民の力は、金候補者がかつて処罰を受けた政治資金法違反事件で、不法資金の供与者だったカン某氏などと、その後も釈然としない金銭取引をしたとの疑惑を提起している。
加えてこの5年間、金候補者の支出と国会議員としての歳費収入が一致しないとして財産の出所にも疑問を提起している。
しかし、大統領室はこのように国民の力が問題視する事案が‘私人間の債務’の領域という点で、公職者として重大な欠格事由には該当しないと判断しているようだ。
これに先立ち、イ・ジェミョン(李在明)大統領も16日、主要7か国(G7)会議参加のために出国する際に行った専用機内即席記者懇談会で金候補者の疑惑に対し「聴聞会過程で十分に説明できるだろう」と述べた。金候補者の国会人事聴聞会は24~25日に開かれる予定だ。
一方、大統領室関係者は、金候補者の承認後に内閣構成が発表されるかについての質問に「内閣は検証が終わって発表できる時点になれば、その都度発表する方針だ」と述べた。
この関係者は「金候補者が承認された後に発表する内閣があれば、その時は総理に確定した後に提案する予定であり、それ以前には(イ・ジュホ(李周浩))総理代行に頼んで提案権を行使するよう協力する計画だ。内閣の人選発表はそれほど遅くはならないだろう」と付け加えた。
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