報告書によると、両国の貿易規模は1965年の2億ドル(現在のレートで約290億円)から2024年には772億ドルと352倍に膨らんだ。
2000年以前は韓国が日本から繊維を輸入し、衣類を輸出するなど垂直的な分業体制が主流となっていたが、2000年以降は半導体や石油製品、鉄鋼など主力産業の中間財を中心に両国の貿易が増えた。
報告書は先端産業でも素材・部品・設備を中心に両国企業の協力が拡大するとの見通しを示した。
韓国貿易協会が実施したアンケート調査によると、韓国企業の47.4%、日本企業の59.2%が素材・部品・設備の供給網(サプライチェーン)協力支援を最優先の政策課題に選んだ。調査は日本への輸出実績がある韓国企業234社と、今年5月時点で韓国で営業中の日本企業49社を対象に行われた。
先端産業ではモビリティ、次世代半導体、バイオ、重要鉱物・エネルギーを協力の有望分野に挙げた。
韓国貿易協会のキム・ナユル研究員は「両国が未来産業のパートナーとして共に成長するためには規制を緩和し、企業の投資インセンティブを強化する一方、技術や人的交流など多様な協力手段を拡大することが重要だ」と強調した。
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