2024年6月19日、平壌で開かれたプーチン大統領の歓迎式典=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
2024年6月19日、平壌で開かれたプーチン大統領の歓迎式典=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は19日、ロシアと「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名してから1年になることについて、「同盟関係の絶対的な強固さを遺憾なく誇示した」と評価し、協力を強化する意志を改めて表明した。

 労働新聞は条約を実行した代表的な例として、ロシアに兵士を派遣したことを挙げた。北朝鮮の派兵に世界が注目したとして、「包括的パートナー関係に関する最も模範的な実践」と強調。ロシアとの国境を流れる豆満江に架かる自動車橋が4月に着工したことなどにも言及し、「連帯と協力がより緊密となり、拡大している」として、経済や外交、教育、保健、芸術などさまざまな分野での交流が強化されていると評価した。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)とロシアのプーチン大統領は昨年6月19日、平壌で開催された首脳会談で条約に署名し、協力を拡大している。条約にはどちらかが武力侵攻を受けた場合には軍事的な援助を提供するとの内容が盛り込まれており、北朝鮮は昨年10月に約1万1000人の兵士をロシアに派遣し、今年1~2月に約3000人を追加派遣した。また、ロシア西部クルスクで地雷撤去を行う工兵1000人と、ウクライナの攻撃で破壊されたインフラの再建にあたる作業員5000人を送る方針だ。


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